葬儀の依頼やお墓をもとめるとき、お寺に頼むのは気がひける人も多いです。最近では、お墓に樹木葬を選んだり、葬儀に直葬を選んだりして、お寺に依頼しないことも増えてきました。
そのような時代の中で、お寺の経営が困難になるケースもあります。経営の維持には、もっとお寺を身近に利用してもらえるような環境が必要です。この記事では、もっとお寺を身近に考えてもらえるようなDX化について解説します。
お寺が身近ではない理由は次のようなものが挙げられます。
・費用が高い
・毎年、檀家料がかかる
・お寺にいっても和尚さんが不在のことが多い
・依頼の予約が電話のみ
・電話のみなので急用ができたときの予約変更がしづらい
・檀家料の集金が未だに総代さんが歩いて集金している
・イベントなどのお知らせも未だに総代さんからの連絡
・実家のお墓やお寺が遠い
費用面については、お寺によってさまざまですが、私が最近実際にお墓の土地をお借りしてみるとイメージしているほど土地の賃借料や檀家料も高額ではないように感じました。
つまり、費用面についてはお寺のイメージを変える必要があります。また、和尚さんがあちこちのお寺を掛け持ちしていて不在のことも多く、和尚さんへ相談をする際には常にスケジュール調整が必要でした。
スケジュール調整は電話のみで、お忙しい中お電話することに抵抗を感じました。檀家料も集金があるため、現金で用意しておかなければなりません。普段からキャッシュレス決済の場合は、ATMなどで現金を用意する手間があります。また、家に集金にくるため、いつでも家で応対できるようにしておかなければならないのも不便です。
こうした面でもDX化し、お寺に頼みやすい環境を作っていく必要があります。私は家から近いお寺に依頼しましたが、実家から遠く離れ代々つづくお墓などが遠方にある人も多いと思います。遠方に住む人のために、お墓やお葬式の距離を縮めることも必要です。
お寺のイメージを変えるDX化としては、お寺の中が見られる内観システムや料金を明示したホームページの作成などがあげられます。内観システムがあれば、お寺の雰囲気がわかり訪ねやすくなります。また、お寺は費用が高額というイメージを払拭するためには、料金を明示して公表するしかありません。お布施なども「お気持ちで」と不明瞭なため不安に思う人も多いので、お布施の相場も表示しておくとよいでしょう。
さらに、依頼するにあたって和尚さんの人柄がわかれば安心して頼めます。料金を明示したホームページに和尚さんのブログなどがあれば、より身近なイメージを感じられるでしょう。まずは、試験的に無料ブログで試してみるのもおすすめです。
お寺に頼みやすい環境を作るDX化としてあげられるのが、ネット予約システムです。初めて頼む場合、何時にお寺に電話していいのかもわかりません。お寺に和尚さんが不在のことも多く、依頼のタイミングが難しいです。
ネット予約システムがあると、いつでも頼みやすくお寺に伺いやすくなります。突然都合が悪くなっても、再スケジュールの調整がしやすいので、安心して依頼できます。また打ち合わせにリモート会議システムの導入があればとっても理想的です。
例えば、和尚さん同士の遠方での会議など、移動時間が大幅に削減されるほか、葬儀の打ち合わせの際、喪主への負担が軽減されます。和尚さんも宗派によって遠方での会議があり、移動に時間がかかります。もちろん対面で行う事に意義があると思いますがリモート会議システムがあれば今まで以上に会議等が開きやすくなるではと感じます。
また喪主も、弔問の対応で家などにいなければならないことも多く、お寺に打ち合わせに伺う時間が厳しいのが現状です。リモート会議であれば、場所を選ばず打ち合わせができるので、和尚さん、檀家さん双方の負担が減るでしょう。
他には電話や予定の共有をDX化して、外出先のスマホ等で寺務所の電話を受けたり架けたり、同じお寺様の中でも予定確認や共有が出来るようにしておけば、檀家様やあちこちからの急な電話にも即対応ができますよね。
寺務所に戻らなくても外出先で電話や将来の予定が確認・変更できれば便利で快適な状況が創れます。
さらに、檀家料の引き落としシステムも有効です。檀家さん、総代さんの手間が減るほか、檀家さんの所在が不明になっても引き落としが可能だからなのです。意外と、ご存じない方も多いでしょう。
お墓やお寺が遠方にあると、どうしても疎遠になりがちです。そうした距離を縮めるために、お葬式のライブ配信やデジタル墓参りなどを活用するとお寺との距離が縮まります。社会の高齢化が進む中、葬儀に参列するのは歳を取るごとに難しくなっています。地方では、公共交通機関もあまりなく、車を運転できないと参列が難しい状況です。
そうした際にも、葬儀のデジタル配信があれば、葬儀に参列できます。また、お墓も遠方にあったり、きつい坂の上などでお参りがむずかしい場合に疎遠になりがちです。デジタル墓参りであれば、いつでもどこからでもお墓参りができます。
お寺をもっと身近に感じられるようにするには、内観システムや料金を明示したホームページなどで、お寺のイメージを変えることが有効です。また、予約システムやリモート会議を導入することで、和尚さんや檀家さん双方の負担が減らせて、お寺に依頼しやすくなります。立地面で遠方にある場合も、お葬式のライブ配信やデジタルお墓参りを活用することで、疎遠になることを軽減できます。
お寺の伝統を残していくためにも、DX化をうまく取り入れて、お寺を利用してもらうような環境にしましょう。
「お寺様レンタルパック」をモッテル中四国では扱っております。お寺様に向けたサービスになっており、DX化による問題解決が最大の目標です。
こんな事でお困りではありませんか?
(1)どこにいても「寺務所の番号」で電話をかけたい
(2)外出先から自分の携帯番号でかけたくない
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もし一つでも当てはまる事があれば、お気軽にお問合せください。
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