【導入前に確認】あれこれ種類があるけどそもそもサーバの役割って何?

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【導入前に確認】あれこれ種類があるけどそもそもサーバの役割って何?

モッテル中四国です。

 

これからサーバを新たに導入、若しくは既存サーバとは別にサーバを増やす場合、購入コストも管理コストも両方がかかってきます。サーバにはあれこれ種類があるけどそもそもサーバって何ものかわかっていないという方にも独自の目線で紹介いたします。

 

サーバとはなんぞや?

 

サーバという言葉は、サーバーと一緒です。サーバ(一般的:サーバー)とは、リクエスト(要求者)に対して応答した適切なデータを提供してくれるプログラムやコンピュータ(一般的:コンピューター)を指します。

 

とある場所に保管されているファイル(データ)をデータで取り出せる、保管が最大の役目です。

 

サーバの役割でわかりやすい事を記すとこうなります。

 

あなたは今スマホでネットを見ていると仮定します。スマホで音声検索や入力してブラウザアプリで「ネコとの暮らし」と検索します(検索ボタンをポチる)。

 

この時、あなた(クライアント)は、ネット上の住所(IPアドレス)を管理しているサーバに検索しようとしている「ネコとの暮らし」のサイト住所を問合せて、表示させる事を要求(リクエスト)しているます。

 

ネット上では、リクエストされた「ネコとの暮らし」に関係しているサイトや画像データを提供してくれます。この数秒もかからない一連の画面展開(リクエストした情報を提供してくれる仕組み)が、サーバの役割です。

 

何となくおわかりいただけましたでしょうか。スマホだと身近でわかりやすいのではないかと思うのですが、じゃあなぜ企業や職場にサーバが必要なのかを、手短に紹介いたします。

 

なぜサーバを導入するのか?

 

前述した仕組みを読みつづると、なぜサーバが必要でなぜ導入しなければいけないのかという疑問が出てくると思います。

 

カンタンに一言で記すと、「情報を保管する場所」がサーバです。なぜサーバが会社や組織として必要であるかといえば、社内の大切な情報を保管しているからです。これがいわゆるサーバの役割です。

 

しかし、大容量ストレージを搭載したパソコンを使用している小規模なオフィスであれば、1台のパソコンでデータ保存も売上の管理もメール送受信もできて十分ではないかと思います。もしかしたらサーバなどは必要ないのかもしれません。

 

ですが、人数の多いオフィスや売上管理を複数のパソコンからデータ閲覧している場合は、やはりサーバの構築が必要です。なぜなら、チームで業務をこなす場合に、誰か一人のパソコン内にしかデータが無いとスピードが鈍るからです。共有して閲覧できるサーバがあればスピードアップと効率化に繋がります。

 

また、電子帳簿保存法(電帳法)などの改定があり、社内の大切な資料や売上管理を完全なデータ保存すべきであるという考えであれば、何らかしらでデータを保管してそれらをパッと見える(リクエスト)できる環境にしておかなければいけないといけません。

 

つまるところ、データを保管できる「保管室にある書庫」の役割を担うのがサーバです。

 

次の章では物理サーバについてカンタンに解説します。

 

物理サーバ

 

「物理サーバ」はその手に触れる事ができます。物理的にコンピュータが事務所や指定の場所に存在していて、サーバとしての機能を果たしている状態を指します。この場合、リクエストできるのは自社のパソコンからのみとなるので、専用的なサーバとも呼べるでしょう。

 

自社の利用目的や状況に応じて最適化させた構築が設定できるので、自社にとっては唯一無二の存在です。ここが物理サーバのメリットです。

 

目線を変えると、導入コストが高額になる点がデメリットです。ですので、近ごろではサーバ自体を物理的に導入する際にレンタルという方法をとられる場合もあります。しかし、レンタルでは自社のモノにはならないので、極端ですがやがて返却をしなければいけません。

 

次では対照的な仮想サーバを紹介します。物理サーバではないサーバの導入方法があります。

 

仮想サーバ

 

機器の高性能化やクラウド技術の普及などにより、利用者が増えている導入形態です。1セットの物理サーバーを用意し、それを仮想化のソフトウェアを使って複数のサーバーとして機能させます。仮想サーバーのサービスは、クラウドとVPS(後に開設)という2つの方式で提供されます。

クラウドサーバ

 

クラウドサービスのひとつとして、仮想サーバが提供される方式です。このクラウドサーバはそもそも、複数の物理コンピュータにまたがるネットワークとして構築されているため、ユーザーもひとつのコンピュータに接続するわけではありません。

 

クラウド事業者は、何台もの物理コンピュータや数カ所のデータセンターを用意しており、ユーザーはそれらから自分のニーズにフィットするようストレージや性能の良いコンピュータなどを選定することで、専用の仮想サーバを設定できます。

 

またクラウドサービスの特徴として、導入が容易である事やコストが比較的にリーズナブルです。ここが最大のメリットです。

 

注意をしなければいけないのは、月額料金です。一般消費者が加入しやすいようなサブスク(定額制)であれば安心ですが、クラウドサーバは主要な提供会社がだいたい従量制(料金変動型)です。利用料金が予測困難な点がデメリットです。

 

VPS

 

VPSは「バーチャル・プライベート・サーバ」の略です。

 

バーチャルというコトバの通り、契約ユーザーそれぞれが、あたかも自分専用のサーバを持っているかのように利用できる方式です。

 

レンタルサーバと同様に1セットの高性能コンピュータをサーバとして、複数ユーザーが利用します。

 

VPSは、各ユーザーに対して各サーバ設定・環境が構築された上で提供されています。そのため、ユーザー間の使用状況が影響し合うことが少なく、また各ユーザーが比較的自由に環境設定を変更可能です。

 

サーバを保守サポートしてもうら

 

物理サーバを管理する場合、サーバの保守はとても重要になってきます。

 

特に物理サーバの不具合対応などについては、サーバ導入時にメーカーの保守サービスに入ることでメーカーからのサポートを受けることが一般的です。不具合が出てデータを取り出す事ができなくなると、業務が遂行できないという大変なトラブルにつながりかねません。

 

サーバー保守が必要な理由

 

物理サーバーとしてのハードウェアを構成しているのは、すべて寿命のある部品です。保守作業を行わない限り、部品はどんどん老朽化していきます。結果、ある日突然何らかの部品が寿命を迎えてしまい、それによってサーバー全体が動かなくなる、といった事態になることも考えられます。こうした事態に備えて、日々のメンテナンスが不可欠です。

 

サーバーが故障してしまい、自社サービスを顧客へ提供できなくなったり、顧客からのアクセスを受け入れられなくなったり、または情報流出のリスクが増大したりしてしまえば、自社の社会的信用は大きく低下してしまうでしょう。金銭的な意味で甚大な損失を招いてしまう危険も、大いにあり得ます。そうしたリスクを最小化するためには、万が一トラブルが発生した場合でも冷静かつ迅速に復旧作業を進められる、高い能力を持った保守チームを組織しておかなければなりません。

 

まとめ

サーバは「情報を提供するコンピュータ」のことを指し、利用される環境によって物理サーバ・仮想サーバという2種類に大別されます。

 

企業にとって自社サーバ導入後の保守業務はとても大切な事です。そのため機器購入時にメーカー保守を利用することが一般的ですが、メーカー保守には保守期限があり、サポート期間終了後は保守が受けられません。

 

モッテル中四国では、MOT/DX Serverを取り扱っています。MOT/TELで使える機能を備えつつサーバ機能も提供できますので、これから導入を検討している方はお気軽にご相談ください。

投稿日: 2024/02/15
カテゴリ:   DX , MOT/TEL

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