仕事で使用する家庭用電話機と業務用電話機の機能差&メリット・デメリット

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仕事で使用する家庭用電話機と業務用電話機の機能差&メリット・デメリット

仕事で使用する家庭用電話機と業務用電話機の機能差&メリット・デメリット

 

はじめに。仕事で利用している電話機は「家庭用」ですか?それとも「業務用」ですか?

もちろん、オフィスで利用している電話機はほぼ100%がビジネスフォン(多機能電話機)だと存じますが、一方で小規模オフィスの場合は家庭用の電話機を電機量販店で購入して使用しているケースがあるのではないでしょうか。このブログでは色々な観点から、「家庭用」と「業務用」の電話機のメリット・デメリットを紹介していきます。このブログが、読んでくださっている方の便利さと快適さのきっかけになれば幸いです。

 

〈第一部〉10〜20名規模・2拠点体制の会社必見

二つの拠点を持つ小規模企業でも、業務用電話機を選んだほうが「通話品質・社内連携・顧客対応力」の三拍子が揃い、結果としてコストに見合う生産性向上が得られる。家庭用電話機は導入の手軽さが魅力だが、業務効率や信頼性ではどうしても限界がある。

  1. 機能の違いが生む“現場力”の差

  2. メリット/デメリットを実感するシナリオ

    拠点間転送

    • 家庭用:本社受付が支社担当者の携帯番号をメモ→再ダイヤル。手間と取りこぼし。

    • 業務用:受付は内線番号「302」を押すだけ。顧客は“保留音”を聞きながら待機。

    • 在宅ワーク拡大時

      • 家庭用:自宅に転送設定を都度変更。月末に転送料金が想定外。

      • 業務用:ソフトフォンで会社内線を持ち歩き、転送料金ゼロ。

    • コスト面

      • 家庭用:初期3,000〜8,000円、毎月固定1,000円前後で安価。ただし人件費ロスが発生。

      • 業務用:主装置+多機能機×10台で概算45万〜、保守月1万ほど。回線共有で通話料削減+業務効率化=約18か月で投資回収という事例が多い。

  3. 潜在リスク

    • 家庭用はバックアップ電源・二重ルートがないため停電・災害時に不通になりやすい。

    • 拠点追加や人員増のたびに回線を別契約する必要があり、電話番号が分散してブランド統一を阻害。

結論としては・・・


「即日つながる安さ」だけで家庭用電話機に飛びつくと、成長フェーズで電話体制が足かせになる。
10〜20名・2拠点なら、業務用電話機が提供する内線・保守・可用性を活かし、営業機会の損失と内部工数を減らすほうがトータルで得策だ。

〈第二部〉通常型ビジネスフォン vs クラウドPBX

 

価格・導入スピード・運用柔軟性をPRP法で比較

P|結論(Point)
今後の拠点追加やリモートワークを視野に入れるならクラウドPBX、固定フロアで通話品質やレガシー設備連携を重視するならオンプレ型ビジネスフォン。
両者のコスト構造と拡張性を理解し、自社の“5年後の姿”から逆算することが鍵だ。

R|理由(Reason)

  1. 料金モデルの真逆が意思決定を左右

    項目 ビジネスフォン(オンプレ) クラウドPBX
    初期費用 主装置20〜80万円+多機能機1台3〜5万円 0〜2万円(初期設定料)
    月額 保守1〜1.5万円 + 回線基本料 1ユーザあたり1,000〜3,000円(回線料込み)
    5年間総コスト(例:20席) 約240〜280万円 約150〜220万円*
    <sub>*利用ID増減で変動</sub>
  2. 導入スピード

    • ビジネスフォン:主装置納期2週間+現地配線1日。番号取得や工事申請を含め平均3〜4週間。

    • クラウドPBX:管理画面開設まで最短翌日。IP電話機が届けばLANに挿すだけ。緊急ならスマホアプリで即利用可。

  3. 運用・保守の違い

    • オンプレは「自社内にコア」があるため音声遅延が最小。停電対策としてUPS設置でBCPにも強い。

    • クラウドは拠点追加=ブラウザ設定で完結。ファーム更新やセキュリティパッチもベンダー側が無停止で実施。

  4. 拡張性と柔軟性

    • ビジネスフォン:物理ポート数が天井。超えると主装置増設=再投資。

    • クラウド:ライセンスを足すだけ。海外拠点でも日本代表番号を内線化できる。

  5. 代表的メリット/デメリット

     

    視点 ビジネスフォン クラウドPBX
    音質 同一建屋内はクリアで遅延0.05秒以下 WAN経由で遅延0.1〜0.15秒。ネット品質依存
    BCP UPS+PHSゲートウェイで冗長化 データセンター多重化標準だが拠点側停電時は端末不通
    リモート連携 外線転送かVPN構築が必要 スマホアプリで内線/チャット/CRM連携
    FAX・アナログ機器 既存配線をそのまま活用可 ATA変換 or ペーパーレスFAXへ移行
    カスタマイズ 表示ランプや機能ボタンを細かく設定可 画面UI上でワンクリック設定、高度なボタン設定は限定
  6. 導入判断のヒント

    • 「設備は資産、通信は固定費」という経理ポリシーならビジネスフォンが減価償却計上しやすい。

    • 「事業拡大に合わせて可変費化」したい成長期企業はクラウドPBXでキャッシュフローをフラットに。

    • 既存でPHSコードレスやドアホン、構内放送を使う場合はオンプレ連携が容易。

    • 海外顧客とのWeb会議やCRM連携が多い業態はクラウドPBXがAPI連携で優位。

まとめ

  • 安定+レガシー連携=オンプレ型ビジネスフォン

  • 変化対応+スマホ時代の自由度=クラウドPBX

10〜20名・2拠点の現在地点から、「3年後の人数・働き方」を見取り図に、総コストと拡張性を重ねて選択すれば失敗は少ない。導入パートナーと試算シミュレーション+PoC(短期試用)で固めてから本番移行すると、価格・スピード・運用負荷のバランスが腑に落ちるはずです。

家庭用電話 → 業務用電話 → クラウド電話「モッテル」となったモデルケースの紹介

 

【モデルケース】
四国は徳島と高知に事務所を構えるスタッフ約15名のリフォーム会社 「株式会社SH」様、。創業時は各拠点に家庭用コードレス電話を1台ずつ置き、紙メモと携帯転送でどうにか回していた――そんな同社が (1) 業務用電話機、続いて (2) クラウド電話モッテル を導入していった軌跡と“現場の声”をお伺いしました。

◆背景 ─ 家庭用電話しかなかった頃の「困ったあるある」

 

課題 具体例
取次ぎに時間 受付が事務所中を探し回り、平均70秒。顧客離脱率17%
情報伝達ミス 携帯番号を書き写す際に1桁誤記、折り返し不能でクレーム
コスト膨張 携帯転送を多用し、通話料が月1.3万円に
信頼性不足 停電で電話不通。復旧連絡に半日かかった

◆Step 1 業務用電話機導入――「社内と顧客の距離が18秒に縮む」

 

  1. 代表番号の一本化
     アナログ+ISDN3回線をSIP多チャネル化し「0120-46-XXXX」を新取得。広告・名刺を統一したことで 広告当たりのリード獲得率1.4倍

  2. 3ケタ内線で0円取次ぎ
     「102=徳島営業」「201=高知工事」。保留→内線ダイヤルで18秒後には担当者が応答。保留中にはオリジナルBGMを流し、クロスセル話題も創出。

  3. 録音+検索で“言った言わない”ゼロ
     USBストレージに30日録音を自動保存。案件名で検索でき、クレーム調査にかかる残業が月9h→2h。

  4. 席増・移設が即日
     PoEスイッチ採用でLAN1本挿すだけ。高知事務所を3→6席へ拡張しても追加工事費ゼロ。

◆Step 2 クラウド電話「モッテル」採用――“会社番号を持ち歩く”→スマホ一つ持ち

 

項目 効果
スマホ内線化 現場監督4名が外出先から代表番号発信。成約スピード1.7日短縮、粗利月+12万円
拠点追加5分 香川の仮設倉庫を内線310で即日開通、撤収もID停止だけ
テレワーク連携 育休中の経理が在宅受電→kintone自動起票。見積フォロー漏れ0件
コスト最適化 月24,000円(ID16×1,500円)に一本化。通信費年8.4万円削減

◆導入前後の数値比較(15名・2拠点モデル)

 

指標 家庭用電話 業務用電話 モッテル
取次ぎ時間 70秒 18秒 12秒
取り逃がし案件 5件/月 2件 0件
通信費 18,000円 15,000円 24,000円※¹
通話関連残業 12h 4h 1h
BCP時通話確保率 20% 60% 95%

※¹ 固定費は上がるが人件費と受注増で収支は大幅プラス

◆現場あるある「便利な声」BEST 8

 

  1. 「代表番号でかけ直すと“会社から来た”と一発で分かる」(営業)

  2. 「Bluetoothイヤホン×スマホ内線で脚立作業中も逃さない」(内装チーム)

  3. 「録音確認で塗料の色違いトラブルが消えた。胃薬が減った」(工事課長)

  4. 「FAXがPDFで来て検索できる。コピー機の排紙箇所から紙山がゼロ!」(経理)

  5. 「事務所が停電してもスマホから事務所の番号発信。お客さまにはバレず」(受付)

  6. 「新人が取次ぎマスターまで2時間。マニュアル1枚で足りる」(教育担当)

  7. 「倉庫班は内線310で即出る。チャットより早い」(現場監督)

  8. 「Zoomより遅延が短い。クラウドでも全然違和感なし」(社長)

◆導入前の“ヒヤリ案件”がゼロに

 

  • 住所聞き間違えで建材配送2時間ムダ足

  • 携帯番号誤記で折り返し不能→施主激怒

  • 私物携帯混同で退職後に顧客が連絡迷子
    業務用電話導入で月5件→1件、モッテル移行後は完全ゼロ

◆社長インタビュー抜粋

 

「電話は古いと思っていたが、電話を整えるほど売上が伸びると実感した。モッテル導入は“会社と社員の距離をゼロにする投資”。
スマホ1台が全部署の窓口になり、若手の行動量が倍になった結果、利益率が3ポイント改善した。」

株式会社SH様の結論は…

家庭用電話 → 業務用電話 → クラウド電話モッテル――、“段階的アップグレード”でムダな再投資なく通信基盤を育てられたようです。まず業務用主装置で 代表番号・内線・通話ログ を整え、次にクラウドで 場所を選ばない働き方+可変費化 を実現すれば、人数変動や臨時拠点が日常の 建設・小売・医療介護 でも横展開が可能だ。電話体制は黒子だが、整えれば顧客体験と利益は劇的に変わる――それが、株式会社SH様が出してくださった結論、つまりは、お客様の真の声であります。

最後に-気になる方は無料デモアカウントが利用可能!

クラウド電話MOT/TEL(モッテル)の通話品質をお試しになりませんか?

失敗しない選び方は、(1)じっくりとサービスの説明を聞く、(2)実際に使ってみる、(3)利用者の声を聞く・または競合他社と比較する、に限ります。私たちの紹介するMOT/TEL(モッテル)がお客様の理想通りかどうか、ぜひご確認ください。皆様からのお問い合わせお待ちしております。

投稿日: 2025/06/20

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