ビジネスシーンにてチャットでのスタンプは問題(失礼)ではないのか??そんな疑問が頭をよぎります。
チャットの便利さなどのメリットはそのままで、個人用チャットのリスクであるセキュリティ対策をしたものが「ビジネスチャット」といっても過言ではありません。
ビジネスチャットを利用することで、公私混同を避けて業務の効率化やビジネスでのコミュニケーションを円滑でき、ビジネスシーンにおける個人用チャットの利用を抑止できるので情報漏洩の対策や口頭での情報伝達ミスの軽減にもなります。
今回は、そのチャットでの連絡の際にスタンプを利用することは相手の方に対して失礼になるのか、ならないのか?という論争にフォーカスして調査した結果をご報告させていただきます。
繰り返しになりますが、ビジネスチャットを利用することで、公私混同を避けて業務の効率化やビジネスでのコミュニケーションを円滑でき、ビジネスシーンにおける個人用チャットの利用を抑止できるので情報漏洩の対策や口頭での情報伝達ミスの軽減にもなります。
当然、ビジネスチャットばかりに頼らず、TPOに合わせた利用方法が望ましいのは当たり前ですが、仮に会社で準備した法人名義の携帯電話貸与をしている場合は、会社用のスマホでLINEなどのチャットツールを入れてしまえば無料で使えて公私混同がさけられるでしょう(個人携帯と会社形態の2台持ち)。
ではその会社用スマホでLINEの利用をした場合に、さすがにスタンプの利用はどうするべきかが悩ましいところですよね。次の章からはLINEスタンプの利用について独自に調査した結果を書き綴っていきます。
今やLINEはスマホを利用している90%程度の方が使用している日本では一般的な情報交換ツールです。ビジネスチャットのスタンプ利用を見る前に、ビジネスシーンにおけるLINEスタンプを利用するのはどうなのか、調査結果を見ていきます。
総務省のソーシャルメディア利用率データ
参考URL⇒ https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf
LINEのチャットアプリは、無料や有料のスタンプを送ることで手軽にコミュニケーションがとれます。きっとご家族やご友人の方々との間では日常的に使用されているかと思います。
無料のスタンプであればあまり遊びが含まれていないので、親しい社内や同部署の先輩・後輩の間柄であればりまだギリギリセーフかもしれませんが、動いて歌ってしゃべるといった類のスタンプを乱用するのは控えた方が良いかもしれませんね(おもしろいのですが…)。
LINEスタンプは文字を入力しなくても動いて音声が出てくれるし、絵と共にお好みの文字が入力されているモノまであるので、それだけで意思疎通のやり取りが可能です。手元が忙しくて余裕が無い時の返信に向いているといえます。もちろん、ビジネスチャットでもスタンプはありますが、同様の事がいえますよね。
前述のとおり、我が国のLINE利用率は90%越えです。そして、スタンプ利用の調査をした結果、「LINE利用者の80%以上がスタンプを利用している」という結果でした。特にZ世代での結果は90%を超えて利用しているとの結果でした。次からはいったいどんな風にスタンプを使用しているのかの結果です。
次にスタンプを利用する場面を見ていきます。調査会社のデータをもとに紹介していきます。
文字入力ができないという状態や、素早く返信をしたい時にスタンプだとワンタッチで簡単に送れるからという理由があります。ただ単純に情報を伝達する程度のやりとりの際には、スタンプの手軽さが重宝する事でしょう。もちろん、細かい内容をあれこれやりとりしている際は文字入力でないと伝わらないとは思います。
チャットスタンプは、メールなどの文章のみで感情を伝えることより表情や動きのあるスタンプで感情を簡単に伝えることができます。「おはようございます」「ありがとうございます」「(お先に)失礼します」「すみません」等のやり取りに絵が加わって見ていて楽しいものですね。
ビジネスチャットでもLINEのチャットにも「既読機能」が備わっており、送ったチャットの内容を相手が読んだのか読んでいないのかを判別する機能があります。
「既読機能」はとても便利な機能ですが、「既読無視(スルー)」という問題を引き起こします。ビジネスチャットやLINEチャットだと相手側が見たか見ていないかが直ぐにわかるので、チャットの送信者側からすると3時間も1日も既読がついているのに「返信ナシ」という状態に。心理的にちょっぴりイヤな気分ですよね。
スタンプは、この既読無視(スルー)に簡単に対処できのです。既読したものの、返信をゆっくり考えて打つのが面倒くさい場合には、既読無視(スルー)を避けるため、スタンプでとりあえず対応することが多くなっています。チャットの受取者が「また後ほど連絡します」や「今バタバタしています」的な事を送信者にスタンプで送れば、送信者に状況が伝わりコミュニケーションは円滑だと考えます。
それではビジネスシーンでのスタンプ利用が問題(失礼)かどうかについて、本題に入ります。
ビジネスシーンにおけるスタンプ利用がはたしてアリなのかナシなのかの本題に入ります。これまでご紹介したとおり、簡単にコミュニケーションができるなど様々なメリットのあるスタンプですが、はたして巷の皆様はどのように感じて考えておられるのかを、調べた結果を紹介していきます。
例えば、先輩や上司とビジネスシーンのチャットをやり取りしている中で、スタンプが送られてきました。あなたならどうしますか?
実は、コレといった統一した答えがないことが調査結果からわかりました。企業のルールとしてビジネスシーンにおけるチャットでは「スタンプ利用禁止」若しくは「スタンプを利用してOK」など明確になっていれば、そのルールに従えばよいのですが、きっとそのような会社はいまのところ多くはないと思います。という事なので、統一した正解はないので相手や状況によって使い分けるしかないという結論に至りました。
職場やお取引先の方で「スタンプを利用していいよ」と言ってくれた方には使ってもいいでしょう。しかし、ビジネスシーンにおけるスタンプの利用を「失礼」だと感じる方もいると思うので、そう言われない限り使わない方が無難です。
面白いデータを見つけました。「仕事関係の方とLINEでスタンプ使用はアリですか?」という調査結果によると、
・アリ・・・・・・・・36%
・ナシ・・・・・・・・64%
という結果になっています。
「アリ」と答えた方々の内容としては、「同期や自部署の親しい先輩や後輩なら」や「LINEを教えている間柄だから」や「会社内部で使っているのがあたりまえ」に対して、「ナシ」と答えた方々の内容として、「プライベートとビジネスは分けた方が良い」や「ビジネスにLINEの絵文字はちょっとどうかと感じる」等の声がありました。
なんだかんだで、約70%の方々が「問題アリ(失礼)」と感じている事がわかりました。答えは、「ビジネスシーンにおいてはビジネスチャットでもLINEでもスタンプを使用しない方が無難である」という調査結果です。
一方で、やりとりをする相手の方が「失礼だとは思わない」や「使ってもイイですよ」とハッキリ言ってくださる方には、「この人は約30%の問題ナシの方だ」と解釈してください。ビジネスチャットでは、ほどほどにスタンプを使いましょう。きっと相手の方もスタンプを使用してくれると思うので、じわじわと距離感が縮まってコミュニケーションは良い感じになり仕事の進み具合も絶好調になるはずでしょう。
最後になりますが、その昔はSMS(ショートメッセージ)だけでやりとりをするのは失礼ではないかという論争が存在しました。しかし、「チャット」の利用がもう既に国民の90%もの方が使用しているのであれば、やがてス「チャット」も「スタンプ」も、スタンダードになる時代はきっとくるはずです。
時代と共に変わってゆくコミュニケーションツールは、これからも変化していくと思います。人間関係、業者業種によっても考え方は異なるとは感じますが、「チャット」という便利なツールを社内のコミュニケーションツールの一つとして、積極的に取り入れる事をオススメいたします。
中国地方や四国地方の様々な企業を訪問して教えてもらった事として、個人使用のスマホにビジネスチャットや社内電話番号を発着信できるアプリを入れてBYODで利用している企業がありました。理由は、企業の立場からすると経費削減(スマホの維持費や端末代の軽減、また管理面の業務効率化)されるからだそうです。
また依然と比べると、そういった企業様が以前より多くなったのではないかと感じます。
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